倉吉を舞台に時空を越えたドラマが・・・
「遥かな町へ」は、自分も昭和という時代に、
何かを置いてきたような・・・、
そんな気持ちにかられます。
その舞台の倉吉は、たんなる田舎町≠ニは違う、郷愁のタイムカプセルのような町です。
この本を片手に漫画の世界を散策してみませんか?
そんな、遥かな町で、
主人公の母の眠るお寺 |
鍛冶町 満正寺(まんしょうじ) |
鍛冶町は古くは、城下町の鍛冶屋の町でした。刀鍛冶から、明治以降、日本中に出回るヒット商品「鍬」と「稲扱き千刃」を生産してました。 |
漫画名 | 遥かな町へ |
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掲載誌 | ビッグコミック [1998年--月〜1998年12月] (〜1998年12月10日号) |
収録情報 |
小学館ビッグコミックススペシャル『遥かな町へ』全2巻 |
作者 | 谷口ジロー |
備考 |
第3回(平成11年度)メディア芸術祭マンガ部門優秀賞 第30回(2003年)アングレーム国際BDフェスティバル最優秀シナリオ賞 ;第30回(2003年)アングレーム国際BDフェスティバル優秀書店賞 フランス語版作品名:QUARTIER LOINTAIN ※フランス語版制作にはフレデリック・ボワレほかが参加 |
―あらすじ―
主人公は48歳の男性。出張の帰りに京都へ訪れるが、電車を間違え、故郷の倉吉駅に降り立つ。久しぶりに母親の墓参りに訪れ、そのときに気を失い、気がついたら14歳の姿となっていた。町もその当時の面影のまま。とりあえず、自分の実家に戻るが、家族も当時そのまま、亡き祖母や母親に接する。元に戻る術も分からず、主人公はそのまましばらく、この時代で暮らしてみようと思う。中学生になっても記憶は残ったままのため、急に優等生になり、かつてあこがれていた同級生との恋が始まる。そんな中、両親の結婚の秘密を知る。そして、その年の夏休みの最後の日に父親が蒸発してしまうことを思い出す。「今の自分には止められるかも」と思い少年は一人、過去の時代を模索しはじめる。
―リンク―